想いの原点♡英国のブルーストッキング

 

サロンというとフランスのイメージがありますが

その昔、18世紀後半のイギリスにも

ロンドンで注目された女性中心の

「ブルーストッキング」

と呼ばれたサロンがありました。

大学生のころ、このサロンのことを知り

私が英国に魅了されるきっかけとなりました。

彼女たちが集う目的としたものは

知的な会話

お茶を飲みながら

なんとなく過ごすのではなくて

文学、歴史、など知的な話題を楽しみました。

 

女性が学ぶ機会を得ることが難しかった時代

こういったテーマは、男性のものとして

考えられていてたのです。

しかし、女性でも

知的な会話を通してお互いに学び高め合う

という新しい考えのもと

会話を通して、自分たちの可能性を広げていきました。

そして、

女性一人では達成することが難しかった

執筆、出版などの文化的活動を

互いに奨励、援助しながら成し遂げ

社会的にもその活躍が認められていきました。

 

シェイクスピアに関する評論や

古典の翻訳を出版するなど、

その活動の業績から当時

絵画にもなったBluestokingの女性達

 

( The Nine Living Muses of Great Britain,

Richard Samuel  National Portrait Gallery所蔵 )

 

今は学ぶことを自由に選択できる時代ですが

学びは女性の可能性を広げてくれる

この想いが、

学生のときから、教える仕事をしている今も

いつも自分の原動力になっています。

 

 

英語を学び、異文化を知り、

新しい価値観を人生に取り入れていくと

日々の生活が素晴らしく広がり

豊かになるものだと感じます。

そして、これからも

そんな学びの場を提供していきたい、と思っています。

その想いの原点は

ブルーストッキングサロンです♡